1951-08-15 第10回国会 衆議院 行政監察特別委員会 第15号
さらに第七点におきまして、江川証言でありますが、江川証言の中で、ここに呼ばれた永山証人と、それから椎野共産党の臨時中央指導部議長とこれらの相談があつたときに、亀山という人間の名前があがつたのでありますが、これは江川証人の記憶違いで、ただ折尾駅の購買部の責任者某が同席したという証言として訂正さるべきであろう。
さらに第七点におきまして、江川証言でありますが、江川証言の中で、ここに呼ばれた永山証人と、それから椎野共産党の臨時中央指導部議長とこれらの相談があつたときに、亀山という人間の名前があがつたのでありますが、これは江川証人の記憶違いで、ただ折尾駅の購買部の責任者某が同席したという証言として訂正さるべきであろう。
それから第二点は永山証言もそれに続いて、報告書の六十九ページの終りから四行目に「このことは永山証人も肯定している事実である。」たとえば「九州地方委員会議長山本齊氏が、麻薬密輸の嫌疑で起訴されて居り、このことは」に続くのでありますが、これは速記録を調べてもらえればはつきりわかります。
それで先ほど永山証人に私は尋ねたのですが、それによりますと、二十二年の秋に戸畑丸の矢島昇がソビエトからの秘密文書というものを頼まれて来た。それを江川証人が立会いで、矢島君から永山証人に渡したということを言われていたわけなんです。これは先ほど永山証人に聞きましたところ、そういう事実はないと言う。これも大分大きな違いがあるのです。この点江川証人いかがでしようか。
○田渕委員 少くとも、ここまで進んで来ると、江川証人に伺いたいのですが、永山証人は、密貿易というものには口は触れませんけれども、椎野君から、共産党の党資金のために密貿易をしたいという話があつて、そのうちに一言、二言永山証人の発言があつた。また亀山君も同席しておつた。また会議が終つて、おれは関係せぬよと言われたことは、永山証人の人格として、正義感としてよくわかる。
○山口(武)委員 永山証人、あなたは私が江川証人にお聞きしたことをお聞きになつていたと思いますが、この関係は、永山証人、事実はどうでしようか。
○委員長(栗山良夫君) 先ほど、まだ時間がありますし、永山証人の問題がまだ相当時間がかかると思いますから、一応御退席を願うように御賛成を得ておつたわけでありますが、一応この辺で打切りといたしたいと思います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕